株式会社THE SHIPの在り方
理念
障害のあるなしに関係なく、
すべての人が昨日よりも幸せな日を
創造する
障害を障害と思わない世の中を
今はまだ障害のある子や障害のある人、障害のない子や障害のない人が気兼ねなく一緒に過ごすことができる場は多くありません。
そもそも、障害について詳しく知っている人もまだまだ多くはありません。
多くの人が障害について正しく理解することで、障害のある人も、障害のない人も、今よりもっと楽しく過ごすことができると思います。
様々な企業が、障害のある人が過ごしやすいような工夫をし始めていますね。
とても良い流れだと思います。
世界的に見ると、インクルーシブ(障害のある人とない人が共に過ごす)という意識の高まりもあります。
日本の保育や教育を見ると、その点についてはまだまだこれからな様子です。
私は、様々な支援が行われ、生活を行っていくうえで困難が少なくなれば、障害という意識は薄れていくと考えています。
株式会社THE SHIPは、障害について正しく理解したうえで、障害という意識が薄くなるような世の中を作っていきたい。
そう考えています。
役割をもち、戦力となる世の中を
現在は、日本では障害のある人が稼ぐことのできる場は、多くはありません。
少子化が進む中、障害のある方が戦力となることは非常に大切であると考えます。
日本も分業制の考え方が広がってきていますね。(ポイントで外注する等)
生活介護、就労継続支援A型、B型等ありますが、障害のある方が十分な生活費を稼ぐことのできるものは多くはありません。
障害についての理解が広まること(深まること)、障害のある人も働くことのできる支援が企業内でされていること、さらに特性を活かした仕事があること。
これらがあれば、障害のあるなしに関係なく誰もが役割をもって働くことができると考えています。
株式会社THE SHIPが目指すこと
保育・教育の現場の専門性を高める
保育園、幼稚園、子ども園や小、中学校では現場では障害のある子はどうしても疎まれがちであり、まだまだ障害のある子とない子が共に楽しく過ごすことのできる場は多くありません。
障害の軽度な子も特別支援学校へ就学することが増えている印象です。
ここで起きている大きな原因として考えられるのは、「特別支援教育」や「障害」に関する知識や支援方法の少なさです。
どの先生も、子どもが可愛くない、ということは決してありません。
障害のある子の発達や知識の習得は、定型発達(障害のない人)の子と比べると、異なる部分が多いです。それゆえに知識や支援方法の習得が必要となります。
保育や教育現場の先生は現在でも多忙化が叫ばれています。なかなか「特別支援教育」や「障害」の理解まで時間を割くことができない状況であることは想像に難くありません。
簡単に理解をすることができ、比較的簡単に活用することのできる支援ツールがあれば、今よりもさらに先生も支援をしやすくなるのではないか。
オンラインで情報を交換したり、障害についての知識を深めたりすることが比較的簡単な場を作ることで、障害のある子の支援で悩んでいる先生の助けになるのではないか。(支援に悩む園、小学校の先生は非常に多くいます)
先生方一人ひとりの専門性が高まれば、結果的に障害のある子たちが園や小学校で楽しく過ごす、楽しく学ぶことができるようになると考えます。
これらのことを考え、株式会社THE SHIPは、教材制作・販売事業である「SHIP TOY’S」をスタートしていきます。
また、今後は「保育・教育関係者が気軽に学ぶことのできる場(オンライン)」も作っていく予定です。
お父さん、お母さんの子育てのしやすさをサポートする
障害のある子は、発達のスピードや発達のでこぼこ、特性等が相まって障害のない子の成長・発達とは大きく異なります。
子どもの障害の受容や子育ての難しさは、どの保護者にとってもあるものですね。
そうした難しさを少しでも解決していくことで、子ども自身がさらに楽しく過ごすことができるようになったり、保護者の方もまた楽しく子育てをすることができるようになります。
株式会社THE SHIPでは、ペアレント・トレーニング事業にも取り組んでいます。(「SHIPのペアトレ」)
ご興味ある方はぜひ詳細ページをご覧ください。
障害のあるなしに関係なく、すべての子どもが学べる環境を作る
先ほども述べましたが、障害のあるなしに関係なく、すべての子どもが学ぶことのできる場というのは、まだまだ多くはありません。
株式会社THE SHIPでは、「児童発達支援」「放課後等デイサービス」の事業に取り組んでいます。日々の支援の中で、並行通園をする子の園での難しさ等について直面をすることや、発達障害の子の不登校に悩む保護者の方のお話を聞くこと、支援級に通う子の交流級での過ごし方の難しさについて相談をうけることがあります。
このような難しさを解決するため、様々な会議に参加し、支援方法等について提案を行っていますが、なかなかスムーズにはいきません。そこで、株式会社THE SHIPとして、障害のある子の支援にも精通した保育園(もちろん保育に対する専門性もある場です)を作りたいと考えています。
さらに、ゆくゆくは障害のある子とない子が同じ場で学ぶことのできる学校を作っていきたい(まずは小学校から)。そう考えています。
どのようにしていけばうまくいくのか、ということはまだまだ検討をしていく必要がありますが、実践していくことに意味があると思いますので、同じ志をもつ方々と一緒に取り組んでいきたいと思います。
障害のある人も役割をもち、戦力となることのできる場を作る
これも、先ほど述べましたが、障害のある人が役割をもち、戦力となることができる職場を作ること。
これについても、今後株式会社THE SHIPとして取り組んでいきます。
まだまだイメージの段階です。一緒に考え、取り組んでくださる方、ご連絡ください。
おわりに
障害のあるなしに関係なく、ということで逆に障害について意識をしてしまうのでは?
と思う方もいるかと思います。
初めから障害ということを意識せずに関わっていくと、いつかは障害について疑問をもつ人が出てくると思います。
まずは障害ということについて正しく理解し、人々の知識を深めることが大切であると考えています。
そうでなければ、どうしてその園でも学校でも企業でも、どうしてその子、その人にその支援をするのか理解をすることができません。
障害についての知識が一般的に広がり、ある程度の支援について共通理解ができるようになり、それが継続的に取り組まれていくこと。
そうして初めて「障害」という意識が薄れていき、個の特性として配慮されていく世の中へ変わっていくと考えます。
そこに至るまでには非常に時間がかかると思いますが、株式会社THE SHIPとしては、「障害」の認知を広め、正しく理解し、支援を行うことができる人を一人でも増やしていくことを第一段階の目標として取り組んでいきます。
私たちの考えに共感していただける方はぜひご連絡ください。一緒に取り組んでいきましょう。
株式会社THE SHIP
代表取締役 土屋勇太